接骨院・整骨院・整体院の違い

文責:院長 柔道整復師 高見 誠治

最終更新日:2024年09月06日

1 接骨院と整骨院

 ケガをしたり、お身体に痛みが出たりして、通院先を探す際、「接骨院」と「整骨院」というものがそれぞれ見つかり、「接骨院と整骨院のどちらに通えばいいのだろうか」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 実際のところ、接骨院も整骨院も、呼び方が異なるだけで、同じものを指しています。

 どちらも柔道整復師という国家資格を持つ施術者が施術を行う院となりますので、「接骨院か整骨院か」という違いで通院先を比べる必要はありません。

 接骨院・整骨院では、骨折、脱臼、打撲、捻挫などに対する施術を行うことができます(骨折や脱臼は応急処置を除き医師の同意が必要となります)。

 病院と異なり、手術はせず、手技を中心に、超音波などの機器、[鐙1] 運動療法、包帯、テーピングなどを使って、整復や固定などの施術を行います。

 急性などの外傷性のケガに関しては、健康保険が適用できます。

 [鐙1]ちょっと前に「手技を中心に」と書かれているので、ここでは不要かなと思い削除しました

2 整体院とは何が違うのか

 また、中には「整体院」も見つかったという方もいらっしゃるかと思います。

 「接骨院と整骨院」はほとんど同じものですが、「整体院」は大きく異なります。

 接骨院・整骨院と整体院で最も違う点としては、施術者が柔道整復師の資格を持っているかどうかということが挙げられます。

 上で述べた通り、接骨院・整骨院は「柔道整復師」という国家資格を持つ者が施術を行い、急性のケガには健康保険が適用できます。

 一方、整体院では各種健康保険を使った施術ができず、自費施術となります。

 整体院では主に、骨格のズレや歪みを整えることで筋肉の疲労をほぐして、身体のバランスを整えます。

 施術を行うにあたって特に資格は必要ありませんが、「整体師」という民間資格や、各種技能の民間資格を取得している者も多いようです。

 接骨院や整骨院と異なり、特に必要な資格が決まっていないため、その整体院がどういった知識や技術を学んでいるか、施術の安全性はどうかということを確認しておくことが重要かと思います。

3 どこに通えばいいのか

⑴ ケガの場合

 整体院の場合、ケガへの対応というよりはリラクゼーションといった面が大きく、また整骨院や接骨院で健康保険が使えるものであっても整体院では自費となりますので、急性のケガの場合は接骨院に通院されることをおすすめします。

 また、整骨院か接骨院かという点では、最初にご説明したとおりほとんど違いはありませんので、その院が相談したいケガを得意としているかどうかという視点からお選びいただくのがよいかと思います。

 

⑵ ケガ以外の場合

 急性のケガ以外で、例えば「デスクワークでの肩こりを相談したい」「ずっと続いている腰痛を改善したい」「疲れを癒したい」等のお悩みで通院をお考えの方もいらっしゃるかと思います。

 そういった場合は、各院によって得意とする施術や、施術内容、設置している機器などが異なりますので、「接骨院」「整骨院」「整体院」という名称で選ぶというよりは、相談したい不調について詳しいか、根本的な改善を得意としているかどうかを見て検討されることをおすすめします。

4 当院の場合

 当院は、柔道整復師のいる「接骨院」です。

 急性のケガはもちろん、長引く肩こりや腰痛にも対応し、骨盤矯正なども行っています。

 施術メニューを豊富にご用意して、様々なお悩みに対応できる環境を整えています。

 お客様のお悩みに真摯に向き合い、痛みや不調の改善に向けてしっかりと取り組んでまいりますので、お身体のことでお悩みがある方は当院にご相談ください。

PageTop